健康への道しるべ

内容の補足 (より深い理解のために)

2-1 高血圧

1 日本高血圧学会ガイドライン

生活習慣の改善だけで血圧低下が十分でない場合、降圧剤治療が勧められるのは、以下のような場合です。
 (1) 高血圧(Ⅰ度 or Ⅱ度 or Ⅲ度) の人
 (2) 高値血圧で、次のいずれか1つでもあてはまる場合
     脳出血, 脳梗塞, 心筋梗塞, 心不全 などを経験した
     糖尿病がある
     心房細動がある
     蛋白尿を伴う慢性腎臓病がある
 (3) 高値血圧で、次のうち3項目以上あてはまる場合
     65歳以上
     男性
     喫煙している
     脂質異常がある
目標とする血圧 (いずれも家庭血圧の場合は -5 して下さい)
  <140/90 とするのは
    (1) 脳への血管に狭窄があるかも知れない場合
        両側の頸動脈狭窄 または 脳主幹動脈閉塞があるか、
        あるかも知れない場合 (検査ができていない場合)
    (2) 慢性腎臓病で、蛋白尿がない場合
    (3) 高齢者 (75歳以上)
        ただし、忍容性があれば個別の判断で <130/80 も可
  ※ややこしくなるるので省略しましたが、少し例外もあります